11月4日と11月1日
CMで聞いてから耳に残り、今日1日ずっと聴いていた。ベランダの洗濯物を取り込もうとした時、夕暮れに少し見とれた。
ら、一連の流れと曲とがマッチしすぎて人生のBGMになりすぐ消した。
主人公になれる曲とそうでない曲があって、
心境と風景と偶然をキャッチするゆとりが合っただけなんだろうけど。あれはなんなんだろう。
こちらは10代で取り憑かれたように聴いていた、強制的に主人公になるサントラ。装置。
偶然といえば、最近情報解禁してこれはぜひチケットを取りたいなと思った舞台があって。
翌日?ライブ帰りに反対側からすごく素敵なお召し物が目に入り、素敵だわと見惚れていたらその舞台に出る俳優さんだった。
そういう偶然がある。
前置きが長すぎたけど、数日遡り11月1日にceroの「Traffic 2021 -mu-banchi-」に行った。
近頃は大好きだったライブや映画館に行くことにも以前のように積極的になれず、さらに8月9日から延期して平日開催になったということもあり、払い戻しをしようか悩んだけど、STUDIO COASTが閉館すると知り、最後になるなら…と行くことにした。
今日で最後になるんだなと思いながら、橋を渡り遠くの観覧車を眺め、看板を写真に撮り、トイレ個室のドアの位置は高すぎて(足元がスース―して落ち着かない)、手洗い場隣りのコンドームの自販機を一瞥した。毎度ライブが始まるまでの行動を完璧にトレース。
友だちと、「あのミラーボール、どうなっちゃうんだろうね」と話しながら開演を待った。
マイ・ロスト・シティに昨日の衆院選の憂うつが少し晴らされ、スピってるかもしれないけど、久しぶりに身体から少し滲み出し膨張するような感覚を味わった。ライブの、皆が好きなように体を揺らしながら音楽を聴く、下手でもぎこちなくてもそんなことは関係ないこの場所が好きだ。
MCのあと、いつかの夏のtrafficのこと、もう会わなくなった人と交わした思い出が浮かんでは消えた。ライブ後に友だちと話したら、友だちも会わなくなった人のことを思い出していたと聞き笑った。
でもやっぱり無くなるのは寂しいよ。