ミルクレープのこと
いきなりですが、ミルクレープが好きです。あの美しい層をフォークで少しずつ崩しながら食べる。エンターテイメントです。それでいて美味しい。最高の食べ物です。
ドトールのミルクレープが平均だとして、個人的にはコージーコーナーがその少し下、最近食べたルノアールはバニラビーンズが効いていて、ドトールの少し上。ミルクレープベストを作りたいというのがここ最近の夢です。
でもこのミルクレープへの気持ちには後ろめたさがあった。
話は変わり、私は一人行動が気にならない方で割とどこにでも行くんだけど、一人クレープ屋での立ち食いにハードルの高さを感じていた。なんか一人でクレープ食べてるとめちゃくちゃクレープが食べたい人に見られそう。実際めちゃくちゃ食べたいから食べてるんだけど、クレープを食べる時の最小単位は二人からという世間の目に耐えられず、VIRON渋谷店をいつも泣く泣く素通りしていた。友人といる時にさりげなく誘導したが、なかなかチャンスが巡って来ず1年が経った。
クレープが食べたい…!でも一人で食べにくい…。
そしてその欲求を埋めるかのように食べていたのがミルクレープなのだった。ミルクレープはクレープの代替えなのではないか、そんなやましい気持ちでミルクレープを食べたくない。決着をつけるため、無限大ホールの帰り道に勇気を振り絞って一人クレープしてきたのが2022年クリスマスイブのこと。
結論から言うね、代替えなんてとんでもない、ミルクレープのが好きだ。
5cmくらい食べて満足したし、下の方にシロップが溜まって溢れないように吸いながら食べる姿は妖怪だし、そっちに集中して気が気ではない。
世の中のおしゃれな人たちはどうやってきれいに食べてるのか、ガン見したけど答えは出ない。
ただこれからは真っ直ぐな気持ちでミルクレープが好きと言えるし、ミルクレープ目当てに洋菓子店を訪れたいし、ミルクレープのブログ記事もあげたい。
翌日、早速渋谷のHARBSに行ったらケーキはほとんど無かった。クリスマスだものね。