犬の白目

逆流性食道炎の気がしてならない人が書きます

12月27日から1月2日

12月27日から1月2日までの一週間の断片。

 

■帰省

久しぶりに新幹線に乗る。じゃがりこサラダ味、サッポロ黒ラベル、お茶の3点セットが旅のおとも。テーブルに出した時に気が付いたけど、黒ラベルは何か所もへこんでいた。手前の物から適当に買うから、何回も落とされたであろう缶や商品にあたりがちだ。新幹線から降りたら、雪が降っていた。

 

ママレードおっさん

カベポスターとカナメストーンの配信を見た。ネタを2本ずつとコーナーで、コーナーは浜田さんのパネルが落ちたり、貼り出す写真がくっつかなかったりと散々でそれも面白かった。カベポスターは2本目のネタ、カナメストーンは1本目のネタが特に好み。

2021年は音楽の配信ライブの視聴が億劫になりつつあるけど、お笑いライブは気軽に買うようになった。来年は無理のない範囲で劇場に観に行きたい。いろいろと無理のない範囲で。

 

■『偶然と想像』

仙台が舞台になっている話があるので、帰省のタイミングで絶対観ると決めていた。第一話第二話で驚きつつも、ふんふんと観ていたところ、やっぱり三話目が抜群に良い。

数年前、人に話すまでもないような小さな悩みや愚痴を、一人旅で訪れた町の知らない人にお酒と旅の勢いで話すことがあって(二度と会わないから言えることであり、消費しているようで嫌になって辞めた)、その時のことを少しだけ思い出した。良い思い出でも悪い思い出でもないけど、第三話の偶然の重なり、1日にも満たないあっという間の時間だけだけど、ずっと忘れていたままになっていたものがそっと息を吹き返した化学反応のような時間に泣いてしまった。

余談だけど、「宮城女学院」「仙台高校」のやりとりで、仙台高校は良いんだと思った県民は多かったのでは(宮城女学院は実在しないけど、仙台高校は実在する)

 

■惰性!

約2年ぶりの友人と会った。お互い声が大きい方ではないから、何度もアクリル板に顔を近付けて聞き直すことになった。2年経ってもアクリル板越しに未だ慣れない。

友達は「ねぎま食べられないから、食べて」って言っていたのに、ねぎま好きと聞き流し後半でばれた。長い付き合いになるのに好物や苦手なものを把握していないなんて自分が許せない。

その後「惰性で〜してて」と話したら、今度は友人が聞き取れず、二、三度アクリル板に向かってだ・せ・い!と言うことになる。

1日に行く初詣をどこにするか話していたら、年内最後だと忘れて良いお年をと言い逃す。自分が許せない。

 

■自転車と尻

家族の自転車を借りて、運動がてら駅前まで走る。これが失敗だった。サドルがあり得ないくらい固く、疲れ果てて何度も自転車から降りることになる。昔はちゃちゃっと乗ってたのに。

この日の目的はペディストリアンデッキを見ることと、ジャズ喫茶に行くこと。尻に痛みを抱えながらペダルを漕ぐ。

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聖地巡礼ってやつ。あそこら辺ね!と思いながらニヤニヤした。

 

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ずっと行きたかったジャズ喫茶。寒いのに炭酸のが飲みたくなり、よせばいいのにこういうことをしてしまう。周りを見渡すと、カウンターの二人組のタバコの煙が交わってとんでもなくいやらしく感じた。また行きたい。

わざわざ確認はしないけど、絶対に尻にアザが出来たと思う。

 

■♨︎

作並温泉に行く。朝から降り続けた雪が本格的になり、窓から見える雪山と色も音もない景色を堪能した。家族が続々と寝落ちする中で、祖母とじっくり話をしなければと思い、今の場所に住むことになった理由を聞く。実家がある何十年か前の風景が知れたようで、祖母の人生史を少し見せてもらったようで、絶対忘れたくない。

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次の日撮った写真だけど雪山はいい。

 

■帰宅と荷物

荷物は必要最低限が良いので、帰省でもバッグ1つで行くのがマイルール。なのに向こうでの生活を心配した家族から食料を持たされて、断ってもいいからいいからと渡されて帰りはいつも重くなる。新幹線から降りて、自宅までの帰り道、そんなわけないのにどんどん重くなるようで途中で全部投げ出して帰りたくなる。荷物以上にいろんな思いを背負っているようで2022年1月も素直に担げない。

 

そんな一週間。