サンリオ展行ってきた
先日サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史|東京シティビューを観に行った。
幻のグッズ大公開みたいな展示を想定してたので、ちょっとだけ物足りなさを感じたけど、少し経ってからじわじわと良い展示だったなと思い返している。その振り返り。
サンリオと私
最初に触れたキャラはキティちゃんで、好きになったのはマロンクリーム。当時大好きな動物第一位のうさぎの子が、おしゃれなワンピース着ておめかししてたら好きにならざるを得ない。背景の小花柄にも心を掴まれた。筆箱もマロンクリームをねだって買ってもらった。その後中学年から、ピンクアンチ期に移行するのでたった数年の付き合いになる。
展示によると、マロンクリームは当時流行していた「オリーブ少女」を意識して誕生していたとのこと。世代ではないけれど、思春期、ファッションは青文字系だったので、好きになるのは必然だったのねと答え合わせをしたようだった。
思春期は周りに溶け込むために必死で、好きだったものを通過儀礼のように否定して蓋して、その時踏んづけたものたちのことを思い出した。黙って押し込められていたそれらは、数年後申し訳なさそうに蓋を開けた私に嫌な顔ひとつせず迎え入れる。なんつってセンチメンタルすぎたけど、大人になってからサンリオに戻り、サンリオショップでカワイイを浴びる度に安心感も味わっている。
話を戻す。サンリオには出版部門もあって、それはやなせたかしさんの詩集を刊行するために創設されたんだけど、刊行にあたっての思いだったり、サンリオがキャラクターを通して届けたいこと、いちごの王さまが平和について何度も語るんだけど実体験に基づく強い願いとかサンリオの哲学が随所に解説されていて、度々泣きそうになる。『スモールギフト・ビッグスマイル』って素敵。
お写真
とりあえず撮るよねのコーナー
ギャルくてサイコ〜!
アーバンかつアダルトな雰囲気がある
今でも買い物してもらえると嬉しい
あざとさが1mmもない純粋だった頃のマイメロ
はしもとみおさんの作品に興味があって、ここで見られるとは思わなかった。嬉しい誤算
オタクカルチャーが受け入れられて、大人がキャラクターグッズを身に付けることが珍しく無い時代ということもあるけど、サンリオの安心感は幼い頃に出会ってることに加えて脈々と伝わり続ける温かさにもあるのかも…と思った。
ところで、ゆっくり2時間くらい見たのだけど、普段滅多に運動をしないため腰が痛くなり電車の中でどんどん元気がなくなった。運動をします。